鋼製地中連続壁工法Ⅱ
▼鋼製地中連続壁工法-Ⅰ▼

3仕 様

本工法で使用するNS-BOXにはパイプ状のメス継手をもつGH-Rと、T型のオス継手をもつGH-Hがあり、継手を嵌合することで、部材相互を連結します。

NS-BOXの諸元

NS-BOXの構造

従来工法(コンクリート地中連続壁)

鋼製地中連続壁

1.設 計

鋼製地中連続壁の設計は一般の土留め工法と同様、鉛直方向の部材として断面算定を行います。矩形立坑等水平方向に断面力が発生する構造に対しても、水平方向の部材耐力を用いて設計することができます。

設計の考え方

連続地中壁工法とは 構造例

連続地中壁工法とは 構造例

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2.鋼製地中連続壁の断面性能

鋼製地中連続壁の断面性能

鋼製地中連続壁の断面性能

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3.本体構造との接合

鋼製地中連続壁は本体壁として利用できますので、NS-BOXと床版等の本体構造物と鉄筋等で接合する必要があります。 コンクリート床版との接合方法には、溶接カプラー方式、異形鉄筋スタッド方式等があります。内壁コンクリートとの接合は頭付スタッドなどで行います。

本体構造との接合例

本体構造

溶接カプラー方式

溶接カプラー方式

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